仮面ライダーエグゼイド~マイティノベルX~ 感想

 スピンオフが次々と発表されているエグゼイドの大躍進が嬉しい一方で、トリロジー円盤やら小説やらでお布施が大変な今日この頃です。
 今回は発売日とその翌日に買いに行かれず、やっと本屋さんに行かれたときにはどこもかしこも売り切れでした😨 人気があるのはとても嬉しいけれど、素直に喜べるのは、自分が入手できたあとに売り切れたときに限られると思います😏

 現時点では、まだトリロジー3(ゲンムvsレーザー)を観ていないので、ところどころでちょっと混乱したりも😅
 トリロジー鑑賞が前提条件かも。
 なお、読後感想につき、ネタバレしております。

*画像はAmazonより*

 本編で語られてもよいのではと思えるほど重要なお話でしたね。確かに、エムの家族に関して語られることは全くなかったですが、家庭環境について語られない仮面ライダーもたくさんいたし、気にしてませんでした。
 それがまさか、父親に絶望しきって、環境に諦めきって、何気なく人生のリセットを試みる(しかも小学生)ような、そんな重たい生い立ちだったとは。
 どちらも積極的にお互いに関わろうとしなかった。エムはいい子でありすぎ、父親は
あまりに多忙で息子に無関心でありすぎた。それが、こじれるどころの話じゃなくなるなんて。
 どちらも悪いわけじゃないのになあ。
 患者を笑顔にすることにまっすぐなこだわりを見せる……ある意味では狂信的、冷徹なまでに患者を救おうとする姿勢に、とても得心がいきました。パラドを完膚なきまでに叩きのめす姿とか、正直なところ、慄然とした気配がかすめたくらい。
 エムを助けたのは、真の意味で日向審議官だったんですね。事故に遭った肉体も、疲弊しきった心も。
 立ち直るにはパラドの分離を待たなきゃならなかったけど……。

 ちょくちょく挟まれる檀黎斗にソワッとしつつ、仮面ライダーたちがしっかり登場してくれて、みんなに活躍の機会があったのが嬉しい😆
 人間に戻れたことを忘れてワープしようとする貴利矢さんとか、婚活パーティーにエントリーしちゃう大我さんとニコちゃんとか、甘いお好み焼きをひとりで食べる気満々の飛彩さんとか、かわいいシーンもたくさん!
 でも、いちばん笑ったのは、NPCエムに説教ぶちかましちゃう大我さんw しかも、ゲームオーバーのかかった分岐なのにww

 ノベルゲームがモチーフだからか、提示される選択肢が「はい」「いいえ」「その他」。物語中でその他を選んだ人はいないけど、優しいポッピーや本人であるエム(罠だったわけだけど)がゲームオーバーで、感情を切り離してドクターとして答えた飛彩さんとか、ぶちギレた大我さんが正解、優しくても冷静な目を持ってる貴利矢さんも正解、というのがなんだか物悲しい。
 エムが通学路とは反対側へと向かった理由が解き明かされて、みんなが涙するシーンは胸が痛みました。

 ところで、火星って敵対する相手をぶん殴るのに使えるアイテムだったかな……。ライフゲージが減るどころか、ゲームエリアごと終了のお知らせになりそうです。
 実は詩人な大我さんとか、ほんとかわいすぎるw

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ともしび港

特撮がライフワーク。備忘録兼用。わりとうろ覚え